高度成長期から現代まで無毛の悩みに対応 ミクロゲン・パスタ

 啓芳堂製薬の「ミクロゲン・パスタ」は眉毛、ヒゲ、体毛など、頭髪以外の硬毛育成に効果を示すクリーム状の発毛促進育毛剤だ(第1類医薬品)。戦後高度成長期から平成の今日に至るまで、無毛に悩む人の症状改善に貢献してきた。

 

シリーズ:新たな評価を得るニッポンの家庭薬

啓芳堂製薬「ミクロゲン・パスタ」

 

 啓芳堂のルーツは昭和10年に創業者の中島三郎氏が商事部の責任者を務めていた大日本雄弁会講談社(現・講談社)を辞し、独立起業したことから始まる。

 創業当初はまつ毛カール器「ビウラ」の販売などで好業績を上げるが戦災で操業困難に。昭和28年に組織を啓芳堂製薬と改めて再出発し、同年「ミクロゲン・パスタ」を発売した。

 発売当初から雑誌広告・ラジオ・テレビCМを展開し、特に女性の美しい眉毛を生やし育てることを訴求し、流行感覚に訴えかけるブランドづくりで一躍知名度を上げた。

店頭ツールで効果を分かりやすく訴求
店頭ツールで効果を分かりやすく訴求

 近年のトレンドとして90年代からしばらく女性の眉毛は細眉、眉無し傾向が続いていたが2011年頃からナチュラル志向で自然な「太眉ブーム」が到来しており、「ミクロゲン・パスタ」が改めて注目される土壌が出来上がってきた。

 同社では交通広告や店頭POPで「くっきりまゆキャラになる!」といったコピーで製品認知を高める対応をとり、新たなユーザー獲得にはたらきかけている。

 

 片や男性のヒゲについても最近は動きが見られており、「カッコいいひげ男子」が好意的にみられる傾向が女性の意識調査などから読み取れることから、男性向けヘアサロン情報誌やファッション誌にも「ミクロゲン・パスタ」の広告展開を開始。SNSなどネットの口コミでも話題に上るなど徐々に製品への注目が集まっているという。

 流行にも深く関わり美容ニーズに応えてきたロングセラー製品として今まさに押さえておきたい製品だ。

 

薬局新聞 2016年5月25日付