見え過ぎはキケン?! 現代の目を取り巻く環境

 現代の目は見え過ぎなくていい――。このほどロート製薬が専門医を通じて行った目に関する情報提供活動において、パソコンやスマホが普及する近年は視力が良い人ほど目の疲れを訴えることが多くなっているという実態が強調された。


ロート製薬が疲れ目に関する情報提供活動


 日本眼光学学会理事などを務める眼科医の梶田雅義氏が監修した同社リリースでは、かつては目が良いことは『視力1.5以上』や『教室で後ろの席から黒板の文字が良く見える』といったことで判断されていたのに対し、「パソコン作業やスマホなど近くのものを見ることが多い現代の生活では、必ずしも『遠くが見える』ことがいいとは限らない」との考え方を提示。

 さらにメガネやコンタクトレンズによる調整は生活に必要としながら、「遠くを見るために矯正されている目は近くを見る時にとても頑張らなければならない」とし、“見え過ぎはキケン?!”とのメッセージを寄せている。

 


 もともと目はレンズの役割を担う水晶体の厚みを毛様体筋が変化させることでピントを合わせるが、現代の生活では近くを見ることが多いため、毛様体筋の緊張状態が続くことで目の疲れを感じる。

 また、毛様体筋の動きに深く関係があるものとして、ボーっと見るなど目が一番リラックスしている状態を指す調節安静位があげられ、裸眼で良く見える人で約1メートルというピントが合う距離に対して「視力が良い人ほど調節安静位が遠くにあるため、ピントを合わせるために毛様体筋に力を入れる必要があり、より目が疲れてしまう」という。



 今回の情報提供活動を通じて同社では、「デジタル機器に囲まれた現代の生活では近くを見ることが多いため、1日のうちより多くの時間を毛様体筋が頑張り続ける過酷な状態で過ごしていると言える」とし、肩こりや冷え性など体の不調にも繋がる前に目の疲れをコントロールすることを呼びかけ、具体的な対策の習慣を健康情報紙およびサイト・太陽笑顔fufufuを通じて発信している。


薬局新聞 2015年10月28日付