親の約6割で子どもが薬を嫌がることを経験

 子どもを持つ親の約6割において、飲み薬を嫌がる、または飲むのを拒んだ経験があることが、このほど日本調剤が行った「子どもの薬に関する調査」でわかった。全国1,202人から回答を得た。

子どもが嫌がった薬の形態
子どもが嫌がった薬の形態

 子どもが薬を嫌がった経験について「ある」61.7%、「ない」38.3%で約6割において子どもが薬を嫌がったり、飲まなかったりした経験があることが示された。

 嫌がった薬の種類では「散剤(粉薬)」84.2%で最も多く、以下「シロップ」、「錠剤」となっているが、「散剤(粉薬)」は5歳までの各年代において圧倒的に”嫌われている”傾向が示されており、同社では飲ませる工夫として「水や飲み残しがないことを条件にミルクに混ぜる」ことをアドバイスとしてあげている。


 薬の使用方法・使用量に関しては84.7%の親が理解しているとし、また子どもの薬の量は年齢や体重によって異なることや、飲み合わせてはいけない薬があることについても、一定以上で認知されている傾向が示された。


 子どもの薬についての不安点では「副作用」が4割以上で最も多く、その他に「薬を飲ませてすぐに吐いてしまった場合、また同じ量を与えるべきか」38.0%、「医療機関にいけない場合、市販の子ども用の薬を飲ませていいのか」35.9%といった回答が寄せられており、小児への服薬指導の際には配慮したい実態が浮かんでいる。


 飲み残しが発生した際の対処では「保管」54.9%、「処分する」49.8%で、残薬の発生とその対応には苦慮している家庭が多いことも窺えるものとなっている。


薬局新聞 2015年8月5日付