第1回全国ファーマシーフェア2015 今夏開催

 日本保険薬局協会(NPhA)は7月31日~8月2日の3日間、パシフィコ横浜で薬局関連の展示会「第1回全国ファーマシーフェア2015」を開催すると発表した。

 在宅医療参画やセルフメディケーション対応といった高齢社会の進展に伴う機能強化に加え、電子お薬手帳をはじめとする業務に関わる急速なICT化などの情報・サービスを集約するもので、「保険薬局の総合的な展示会は国内初」として今後の薬局の機能や役割を社会に発信するための試みにも位置付ける。


薬局関連の総合展示会を企画

会見で説明した中村会長は国内初開催となる薬局関連の総合展示会に意欲を示した。
会見で説明した中村会長は国内初開催となる薬局関連の総合展示会に意欲を示した。

 

 展示会では医薬品、介護・福祉から医療機器、保健機能食品や化粧品、ICT・情報通信、人材、不動産といった薬局経営に関連した様々な企業の出展を幅広く募るほか、一般生活者向けを含むセミナー・講演会も設ける。

 会場としてパシフィコ横浜展示ホールC・Dに377小間を確保しており、製薬メーカーをはじめとするNPhA賛助会員企業を中心に300社規模の出展を想定するとともに、事前・当日登録入場無料の運営によって来場者数2~3万人を目指す。

 

 クオール、わかば、アインファーマシーズ、総合メディカルらの代表で組織されるフェア実行委員会は、初の試みとしながら「近年進む電子お薬手帳関連などシステム企業からは要望を感じ、一般向けでOTC薬メーカーや(今年から新制度がスタートする)機能性表示食品などが見込まれる。業界関係者だけでなく一般市民にも来場してもらえるよう、出展公募と連動して事前プロモーションなどの集客企画にも力を入れる」と説明。

 一般向けイベントとなると製薬メーカーによる出展が制約されるが、医療関係者限定ゾーンを設定するなどの対応を図るとしている。

 

 先ごろ都内で開いた記者会見でNPhAの中村勝会長は、報酬改定の方向性や将来的な電子処方せんの検討といった情勢から、薬局が従来以上に機能を拡充して社会的役割を高めていく流れにあることをフェアの開催背景にあげ、「今後の薬局はどうなるのか、ICT化や行政・メーカーの情報などを多くの関係者が知ることができるチャンスを作ることが最大の目的」とした。

 

 また、2年半前の会長就任時から力を入れてきた行政や医師会、業界関連団体との積極的な交流において「保険薬局に求められる機能について嫌ほど指摘を受けた」と述べるなど、分業と保険薬局に風当たりが強まる情勢なども踏まえ、保険薬局の団体として大手・中小を問わず薬局の機能や業務の底上げに働きかける必要性を強調。

 学会とは異なる展示会を通じ、会員だけでなく保険薬局業務に関わる全国の企業や経営者、薬剤師、一般社会に向けて積極的なアピールに乗り出す計画に意欲を示した。

 

薬局新聞 2015年1月14日付