「ダスモック」など秋の新製品発表 小林製薬

 小林製薬は先ごろ、2014年秋の製品事業・新製品説明会を開催した。

 同社では、新製品の開発とともに育成にも力を注いでおり、新製品の中から「導入重点品」を2~3品選び、育成プランを実行したうえで有望な製品を「育成品」に選定する方法を採用。

 新製品の育成・定着の精度を向上し、5~10年残る新市場創造型の製品を育てていく事業戦略を打ち出している。

 2014年秋の新製品からは、全国発売9製品のうち水洗トイレ用芳香洗浄剤「ブルーレットデコラル」と、咳・気管支炎を改善する漢方薬「ダスモック」を導入重点品としてあげており、それぞれ売場作り提案や限定品・アイテム追加など二の矢、三の矢といった形で継続した販促展開を行っていく方針だ。

 

新製品の育成に注力した事業戦略で新市場創造型製品へ

 

 中でも、漢方処方の清肺湯エキスを配合した「ダスモック」に関しては、「開発背景として今後大きな社会問題になると予測されるCOPDに対応する製品で、喫煙などで咳・たんが気になるというCOPD予備軍が1000万人以上いることからも、ダスモックを新市場創造製品として育てていきたい」と小林章浩社長は意気込みを示した。

 育成策としては、まずは11月の世界COPDデーに合わせた売場作りやPR活動で認知拡大を促し、禁煙補助剤との関連展開などで消化促進を図っていきたい考えだ。

 

 また国内製品状況についても解説し、直近の4~6月は前年比98.2%で増税前の駆け込み需要の影響が残りやや前年割れとなっているものの、2014年春の新製品が好調なこともあり回復傾向を示している。

 カテゴリー別で見ると、芳香消臭剤では「消臭元香るStick」「Sawaday PINKPINK」などインテリア性の高い商品の需要が拡大しており、特に2014年春発売の「Sawaday PINKPINK」では、今までにないデザインと香りで20~30代の若い層の開拓に成功。

 発売3カ月で目標進捗率約80%となるなど好調で、小林社長は「しっかりと育てて次なる芳香剤の柱にしていきたい」と引き続き注力していく構えを強調した。

 また、スキンケアでは「メンズケシミン」、医薬品では四十肩・五十肩を改善する「シジラック」がそれぞれ好調で、テレビCMなどでの認知アップに合わせ売上が拡大傾向を示していることからも、生活者のニーズを捉えた製品として今後の更なる拡大に期待を寄せている。

 

薬局新聞 2014年7月23日付