2014年

5月

02日

ヨヤクスリへの対応に意見分かれ

 東京都薬剤師会は3月14日付でケンコーコムに対して行った調剤予約サービス「ヨヤクスリ」の疑義照会に関し、4月9日付で同社から回答があったことを公表した。

 都薬が特に問題視したのは、ヨヤクスリのサイトに掲載されている薬局について、事前の確認もなく一方的に掲載し、希望しない薬局に対しては薬局自ら削除する手法で、これを「勝手すぎる」との意見を提示するとともに「参加を希望する薬局のみが公開される仕組みに改善する」ことを求めていた。

 

疑義照会の回答に不満感強く 東京都薬剤師会

 

 これに対してケンコーコムは「他の民間事業者同様の薬局検索サービスにFAXサービスをオプションで追加したもので、基本情報の掲載が直ちにFAXサービスへの参加を意味するものではない」と回答。

 さらにサービスが薬局による登録制のものであるような誤解を与えないよう、サービス中止を申し入れた薬局については、「薬局様のご要望によりサイトでは受付けていない旨を明確にする」とした説明を続けている。

 

 これについて都薬は満足のいく回答ではない感想を述べるとともに、「依然として勝手に掲載された印象は変わっていない」と強調。

 しかしながら都薬会員内でも「マップから削除を希望、別に構わない、無反応という3分類に分かれつつある」との現状を説明しており、今後も引き続き状況を注視していく考えを示唆した。

 

 また、そのほかの修正要望については「改善の方向が見られている」と話し、一定の修正が図られたものとの見方を提示している。

 

 日本薬剤師会の児玉孝会長もヨヤクスリに対して依然として「懸念がある」と表明している。

 4月24日の定例記者会見の席で述べたもので、個人情報の取り扱いやその啓発方法に対して率直な疑義があるとし、「スマホで待ち時間がなく処方せん薬が受け取れるのは便利だが、サービスが稼働しても個人情報がどのような利用されるかわからないままなのは危ない」と語り、一刻も早く個人情報の扱いを整理すべきだと強調した。

 

薬局新聞 2014年4月30日付