消費税増税で患者のジェネリック薬選択にアクセルか

「増税効果でジェネリック薬の積極利用が進展!?」

 沢井製薬は先ごろ行った調査結果から、増税に伴う節約意識の高まりで患者がジェネリック薬(GE薬)を積極的に選ぶ傾向が示されたとのレポートを行った。

 調査はGE薬に対する意識や環境変化の状況を調べることを目的として04年から毎年行っているもので、昨年10月下旬、過去3カ月以内に医薬品を処方・調剤された患者400人と、医師450人および薬剤師450人を対象に実施された。

 

患者・医師・薬剤師を対象に意識調査 沢井製薬

 

 継続的な設問項目として今回、患者における『GE薬を見聞きした先』で「テレビ番組」54.9%、「病院・薬局のポスター」49.4%に次ぐ形で、「薬剤師から」が43.4%と前回比9.2ポイント増の目立った伸びを記録。『GEについて調べた』患者79.4%のうち、聞いた先として薬剤師をあげた患者が33.3%と最も多くなるなど、薬剤師の関与が強まっていることをトピックスにあげている。

 

 また、本調査では春からの消費税増税の影響に触れ、節約意識について患者の74.8%が「高まる」と回答したほか、69.8%の医師、74.2%の薬剤師も患者意識について同様の考え方を示し、これに伴う『患者の受診状況への影響』を調べている。

 

 それによると医療関係者では「何らかの症状があっても病院に来るのを我慢する」など受診抑制に働く見方が多い(医師・薬剤師とも5割以上)のに対し、患者では「GE薬を積極的に利用する」が最も多く46.5%となり、次いで「影響は出ないと思う」が39.1%となるなど医療関係者との間で意識に差が生じる結果となった。

 

 受診抑制と似た傾向は医師で47.5%、薬剤師で39.2%と高かった「検査など費用のかかる診療を拒否する」において、患者は14.4%に留まる状況にも見られており、調査では患者の節約意識がGE薬選択に集中するとの見方にある。

 

 また、会見で調査結果に言及した澤井光郎社長は医療従事者と患者との意識差に関し、「増税を契機とした受診抑制などは、医療関係者に心配されるほど考えられていない。患者との意識差を今後、医師や薬剤師と情報共有していきたい」との意向を述べた。

 

薬局新聞 2014年2月12日付