町の商店ならではの商いの魅力で顧客づくりを

 ボランタリーチェーン・新生会の辻信之社長は、1月17日に開催された新年賀詞交歓会の中で挨拶し、「商いとビジネスの違い」について強調し、町の商店ならではの対話と顧客との結び付きで、利用者の健康に役立てるプロとしての対応力を発揮する時代であると語った。

 

「大」から「小」への時代の流れを追い風に

 

 辻社長は、これまで隆盛を誇ってきた大規模店による拡大路線が一定の踊場に差し掛かっている潮流を指摘。

 

 「浅草の町を見てもコンビニの繁盛をはじめ、ミニスーパーのような中規模商店が増えている。消費の動向が大から小へ移りつつあるような印象だ。人口減社会を迎え、大規模店も地域密着という部分に注目せざるを得ないのではないか」との見解を示し、個店の集まりである新生会にとっても「悪い流れではない。消費税アップなど追い風とは言えないが、会としても大から小の新しい流れに乗らなくてはならない」と呼びかけた。

 

 個人商店として大切なのは「商いの視点」であるとし、例えば幼少期に親に連れられて立ち寄った店主に利口だと褒められた記憶があることが勉強に取組むきっかけになることなどを紹介。

 ビジネス視点の買い物では「空いているレジを探すことが最優先でそこには一切のコミュニケーションはない。ややもすると苦痛になりかねない」と話すなど、利用者と積極的に向き合うことの重要性を述べた。

 

 会員店に対しては「今年は目標を持ってもらいたい。自信のある商品、顧客にマッチする商品を提供し、具体的な数値を掲げてそこに向かって欲しい」などと訴えた。

 

薬局新聞 2014年1月29日付