「薬剤師の給料は高くない」

 薬剤師の給与は指摘されるほど高くない――。

 日本薬剤師会の近藤剛弘常務理事は医療経済実態調査で薬剤師の給与が公表されたことを受け、このようにコメントした。

 これは11月21日の定例記者会見の中で述べたもの。

 

 医療経済実態調査では管理薬剤師・勤務薬剤師の給与・賞与の年額が公表された。

 規模別で1店舗は管理薬剤師818万、勤務薬剤師407万、2~5店舗の管理薬剤師791万、勤務薬剤師454万、6~19店舗の管理薬剤師671万、勤務薬剤師467万、20店舗以上の管理薬剤師648万、勤務薬剤師488万とそれぞれ示されており、この動向を踏まえて「薬剤師が行っている医薬品に対する責任や情報提供の重要性と照らし合わせると、この金額は決して高くないと言える」と指摘。

 

 調剤薬局チェーンが儲けすぎているとの意見があるなかで、「給与面を他の医療職と客観的に比較すれば高くもない。むしろ薬学教育6年制を導入して勤務薬剤師の平均給与が約450万であれば、貰いすぎとは言えないのではないか」との見方を示し、調剤薬局チェーンを恣意的に高額給与にあるよう印象づける業界情勢に苦言を呈した。

 

 その一方で今回示された給与状況は「薬剤師の年齢が記されておらず、あくまでも平均値だ。小店舗の管理薬剤師は高額給与傾向が示されているが、そもそも実数として少ない」とし、少数店舗の管理薬剤師の給与が高い傾向は開設者として兼ねていることも要因であると語った。

 

薬局新聞 2013年11月27日付