2013年

11月

22日

クオール 面分業での利便性向上アプリ開発

 クオールはビックカメラ内に出店している店舗やローソンとの複合薬局を対象に、10月下旬からスマホのアプリによる「処方せん送信」サービスを開始した。

 独自に開発した専用アプリで予め患者が処方せんを送信することにより、待ち時間短縮や利用の利便性向上に結びつける試みで、従来の点分業から今後の面分業での応需促進に働きかける取り組みとして拡大を図る。

 

スマホで処方せんの撮影・送信促し応需拡大へ

 

 提供を開始したアプリは、対応する薬局を選んでスマホのカメラで処方せんの現物を撮影し、画像添付して送信することにより、受け取った店舗が備蓄薬を確認するとともに患者の利用時間に応じた投薬に対応する仕組みだ。

 処方せんを画像化するという方法から、ソフト上で処方せんのカメラ撮影に適した設定などの工夫を施すほか、「見えにくかったり判別しにくいような際にはメールでのやり取りで対応する」(コーポレートコミュニケーション部)などの手法を確立しており、アプリについては特許申請中にある。

 

 サービスの導入背景として同社では、従来のマンツーマン型薬局とは異なり、近年店舗数を増やすビックカメラ内出店やローソン併設薬局で面分業対応が進んでいるのと並行し、面応需における患者の利便性向上がテーマになっていることを強調。

 「患者が初めての薬局に処方せんを持ち込む際、薬が揃わないなどの心配から門前薬局に持ち込む傾向があり、その不安を払拭することで処方せんを持ち込みやすくする利便性として半年ほど前から開発を進めていた」としている。

 

 現在は第一弾として東京・有楽町および新宿東口、名古屋駅前、札幌の各ビックカメラ内薬局と一部ローソン併設薬局を対象に運用を図っており、年内をめどに全てのローソン併設薬局へもサービスを広げながらソフトの改良などを図る計画で、「取り組みを通じてさらなる利便性向上に繋がるサービスの完成度を高めていく」構えにある。

 

薬局新聞 2013年11月6日付