愛犬家用芳香消臭剤など新たな付加価値提案

 小林製薬は愛犬家用芳香消臭剤や扁桃腺治療薬などをトピックスとする秋季の新製品ラインナップを発表した。全国発売11品目で初年度38億円の実績を目指す。

 最注力商品に位置付ける愛犬家用芳香消臭剤「消臭元いぬのきもち」は、今や犬・猫の飼育頭数が15歳未満人口を凌ぐなど市場規模を拡大するペット関連市場に対応し、愛犬家専門誌やドッグセラピストとの共同開発で嗅覚が強い犬もリラックスできる香りを追求した。

 

 また、扁桃腺の腫れ治療という新たな切り口の内服薬「ハレナース」(有効成分はトラネキサム酸、カンゾウエキスなど)に関しては、同社調査で400万人という年間2回以上扁桃腺の腫れを繰り返す層をターゲットとしており、7割以上のユーザー満足度を認めた広島でのテスト販売を経て全国展開に期待をかける。

 

 先ごろ都内で行った新製品内覧会で会見した小林章浩社長は、4~6の業績について特に医薬品がナイシトールG、アピトベールといった新製品の順調な立ち上がりで前年比105.7%と伸長し、「天候の影響はあるものの今期初動は順調に推移している」と説明。春季と合わせて38品目と、久しぶりの大量投入となった今期新製品での寄与率拡大に自信を寄せた。

 

 加えて2月に六陽製薬、6月にジュジュ化粧品とM&Aを相次いで強化を進めるスキンケア事業に関し、「現在ケシミンなどでの部門売上高が25億円、ジュジュ化粧品の前期実績とあわせて45億円として、この倍の100億円規模になれば業界内で“小林のスキンケア”という存在感が出てくると思う」と述べ、スキンケア分野でも市場開拓型の商品開発やマーケティング戦略を活発化させていく意気込みを示した。

 

薬局新聞 2013年7月24日付