「医薬品市場は縮小する」

 日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の宗像守事務総長は、一般用医薬品のインターネット販売により「医薬品市場は縮小する」と展望した。

 このほど開催されたJACDS政治連盟の講演会の中で語ったもの。背景として、リスク区分の再変更やそれに伴うPB商品化などが要因と分析しており、ネット販売を踏まえた改正薬事法が施行されるまでの間の準備が重要だと指摘した。

 

 宗像事務総長は講演で「第1類のうち対面でなければ販売できない製品が検討される。同時にリスク区分ごとにネット販売のルールが作成されるのではないか」との見方を示し、参議院選挙後の秋の臨時国会において改正法が成立、その後に各種通知やQ&Aが明らかになると語った。

 改正法が実施される日時については「本年度中か新年度の初め」であると予測。ネット販売の正式稼働後の医薬品市場については、「販売チャネルの増によるPB品の登場、価格下落が多くなるのは間違いない。各店舗はネット販売の準備を進めると同時に、価格下落に伴う市場縮小にも対応しなくてはならない」と語り、今後さらに厳しい市場環境となることを展望した。

 

 なお、今回の検討における“勝敗”については「ネット側はネットが対面に代わることを認めさせることが狙いで、その先には別の市場を見据えている。ドラッグストア側はセルフメディケーション進展の阻害にならないことだ」と語り、政治はこのバランスを計った決着を取るのではないかとの私見を披露した。

 

薬局新聞 2013年6月19日付