ついに登場、西洋ハーブのダイレクトOTC薬

 エスエス製薬はダイレクトOTC薬「アンチスタックス」を6月3日に発売した。足のむくみを改善する西洋ハーブを有効成分とする第1類薬で、同社では5年後を目途に50億円の売上げを見込む。

 鼻炎薬「アレジオン10」に続く画期的な第1類薬の上市に伴い、石橋利哉社長も新発売発表の記者会見の中で「エキサイティング」と期待を込めるなど、西洋ハーブ薬のパイオニアとして高い注目を集めそうだ。

 

 アンチスタックスの有効成分は「赤ブドウ葉乾燥エキス混合物」で2011年に西洋ハーブとして初めて承認された。欧州では1971年から一般用医薬品として販売されている実績があり、現在は海外25カ国で流通している。

 効能・効果は軽度の静脈還流障害による足のむくみ、むくみに伴う足のだるさ・重さ・疲れなど。成人1日1回、朝2カプセルの服用で効果を発揮する処方設計となっている。現在、足のむくみの対応方法としては弾性ストッキングやマッサージを施すといった外科的措置が中心となっており、内服薬は空白の治療領域となっていた。

 

 同社が行った調査によると、成人女性における足のむくみの経験者は半数にのぼる一方、足のむくみ対策に満足している割合は約38%に留まっており、「新製品がまかなう市場規模は3000万人に達する」と予測している。20代~40代を中心とした立ち仕事の女性をメーンターゲットとして据え、啓発を行う。

 また、薬剤師向けのセミナーも開催しており、薬剤師自体が同製品のターゲット層となっていることから、効果を実感してもらうことで製品への理解を促していく方針にあるという。

 

 会見で石橋社長は「中長期的な視点で50億円」を見込むとし、既に販売店からの問い合わせが予測より多く入っているとのことで、初の西洋ハーブ薬として高い関心が寄せられている手応えを示した。

 

薬局新聞 2013年6月5日付