薬剤師の新たなスキルとして嚥下フィジカルアセスメント確立へ

 薬剤師によるフィジカルアセスメント(PA)が急速に進展するなか、服薬コンプライアンスの観点から嚥下状態を確認する試みが注目を集めつつある。

 歯科医師でウエルシア関東・調剤介護本部の教育担当を務める大西孝宣氏が社内認定制度を整えて昨秋から進めているもので、薬剤師が調剤した薬の確実な服用を確認する意味合いで患者の頸部聴診を実施。嚥下音の適切なアセスメントを通じ、潜在的な誤嚥発見や処方薬の剤型変更、嚥下困難支援・指導などでチーム医療での存在感を増すほか、大西氏は「薬剤師が在宅医療や臨床の現場に一歩を踏み込み、チーム医療で主体的に職能を発揮する上で有効」とも強調しており、一定の手応えを得て薬剤師のスキルとしての定着を目指す構えにある。

 

 

『薬局新聞』2013年5月15日付