小林製薬 開発中心型企業路線強化に意欲

 小林製薬の小林章浩専務は先ごろ都内で開催した決算説明会で、6月下旬の株主総会を経て次期社長に就任することを踏まえ、「製品によって新しい生活習慣を作ってきたメーカーの姿勢をもっと突き詰めたい」と、改めて新たな価値創造に繋がる開発中心型企業としての成長への豊富を述べた。

 小林専務は社長内定に際し、「社内には自分よりも経験豊富な人間はたくさんおり、実力で社長になるとは思っていないが、創業家だからできることはある」とコメント。経営理念に掲げる創造と革新や社内的に重視するチャレンジ精神、わかりやすい直腸的なマーケティング手法など「小林のDNAや強みをさらに尖らせ、膨らませていくことにある」と強調した。

 

 同社は今期の基本方針として、コンプライアンス・顧客志向の徹底による開発中心型企業路線の強化、これを支える人材・社内体制強化を据え、今春は過去最高となる27品目の新製品を発売するなど開発力強化政策を進めている。

 

 なかでもヘルスケア政策については、高齢化や医療費増大などを背景に予防や健康・疾病管理を中心としたプライマリ・ケア領域の製品を開発テーマにあげ、現在までにOTC漢方として売上高100億円強と市場上位の実績に急成長する漢方製品を拡大していく意向だ。

 

『薬局新聞』2013年5月15日付